最近4Aのヨーヨーを少しかじっているのでカタログを見ているのですが
4A初心者の自分にとってはどこで価格の差別化が図られているのか判断しにくいです。
(1Aは素材と製造工程でわかりやすいですし、2Aは価格にあまり差がないですから)
調べてみると4Aに関しては意外とまとまった情報が出てこなかったので、こちらで質問させていただきます。
自分が気になってる部分をまとめますと
①4Aで主に使われてる素材のそれぞれの特徴は?(ポリカーボネートとデルリンのみ?)
②大まかにエントリーモデルとハイエンドモデルの差は?
③ベアリングがAサイズとCサイズ混在が見受けられる理由は?
の3点です。
回答が大変であれば大まかに、もしくは回答しづらいと答えていただけるだけでもありがたいです。
よろしくお願いします。
4Aのヨーヨーについて
- 城戸慎也 (REWIND)
- 管理人
- 記事: 2263
- 登録日時: 2013年2月07日(木) 16:48
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Re: 4Aのヨーヨーについて
【1】4A用ヨーヨーの素材
主にラバー(ゴム)、ポリカーボネイト、POM(デルリン・ジュラコン)ですが、近年は後者プラスチック2種が主流となっています。
もともと明確な定義がある訳ではありませんので、販売店側としての印象です。
回転力はサイズAが、スベリ(ストリングの噛みにくさ)はサイズCが勝ります。もともとオフストリングヨーヨーはサイズBという特殊な小径ベアリングが主流で、その流れでサイズCよりも小さいサイズAが好み、という意見もあり、それが混在の最たる理由かもしれません。今はリジェネレーションが流行しており、リターン時に強い回転が不要で、なおかつベアリングを替えた方がスベリは向上するため、ボディ側で回転力が出るよう設計し、その上でサイズCを搭載しスベリを確保という設計が主流となっており、結果としてサイズC搭載機種の方が多くなっています。
主にラバー(ゴム)、ポリカーボネイト、POM(デルリン・ジュラコン)ですが、近年は後者プラスチック2種が主流となっています。
- ラバー
2010年頃まで9割以上をシェアをほこっていました。落としても割れない素材として最初にオフストリング用として採用された素材です。この三種の中ではもっとも頑丈です。中心のアクセル・ナット・ベアリング・レスポンス部を覆う形になっています。スリープ中に落とした際にヨーヨーが上ではなく地面に這うように跳ねてしまうことがネックです。
- ポリカーボネイト
安価なエンジニアプラスチックです。もともと防弾ガラスとしても使われているだけあり、この三種の中ではもっとも脆いとはいえ、近年発売されているものは、設計ノウハウの成長もあり、競技シーンで使用される方もいるくらい頑丈なものばかりになりました。素材の特性上、クリア系カラーのヨーヨーがあるのも特長です。
- POM(デルリン・ジュラコン)
ポリカーボネイトよりも頑丈なプラスチックです。2010年以降から(オフストリングでの採用としては)ジャパンテクノロジーのカムイから始まってシェアを伸ばし、いまポリカーボネイトと人気を二分しています。基本的にはこちらの方が高価です。粘土質の素材で、やわらかなフィーリングが特長です。また、三種それぞれのラインナップで平均した際、スリープ中に落とした際にもっとも高く跳ねます(一部、意図的にまったく跳ねないようにしているヨーヨーもあります)。ほとんどのものはNC旋盤による切削加工によって成形されており、三種の中でもっとも精度が高いです。
もともと明確な定義がある訳ではありませんので、販売店側としての印象です。
- エントリーモデル
低価格なものが挙げられます。オフストリングはヨーヨーを落とすことが普通にあるプレイスタイルで、ヨーヨーがキズついたり、破損することは(他のプレイスタイルと比べて)めずらしくありません。また、専用のヨーヨーが必要とされるため、万が一のときに比較的簡単に替えを用意できるということが、それだけでエントリーモデルの理由になります。
- ハイエンドモデル
5,000~7,000円以上のモデルがおそらく該当します(価格についても、もともと明確な定義はありません)。エントリーモデルよりも精度が高いもの、頑丈なもの、スリープが長いもの、高く跳ねやすいもの、といった要素のいずれかが含まれているものがこれに当たります。同じ形状でも、安価なポリカーボネイトで製作したものをエントリーモデル、POMで製作したものハイエンドモデル、と位置付けていることもあります。
回転力はサイズAが、スベリ(ストリングの噛みにくさ)はサイズCが勝ります。もともとオフストリングヨーヨーはサイズBという特殊な小径ベアリングが主流で、その流れでサイズCよりも小さいサイズAが好み、という意見もあり、それが混在の最たる理由かもしれません。今はリジェネレーションが流行しており、リターン時に強い回転が不要で、なおかつベアリングを替えた方がスベリは向上するため、ボディ側で回転力が出るよう設計し、その上でサイズCを搭載しスベリを確保という設計が主流となっており、結果としてサイズC搭載機種の方が多くなっています。
リワインドのスタッフです。当フォーラムの管理・運営を行っております。
http://www.yoyostorerewind.com/jp/
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Re: 4Aのヨーヨーについて
回答ありがとうございます。
知らない要素盛りだくさんで大変参考になります。
これからの購入の検討に使わせていただきます。
(ところでこの回答、本当に参考になったので
4Aヨーヨー紹介ページとかコラムとしてあると、あとあと便利かもしれませんね)
知らない要素盛りだくさんで大変参考になります。
これからの購入の検討に使わせていただきます。
(ところでこの回答、本当に参考になったので
4Aヨーヨー紹介ページとかコラムとしてあると、あとあと便利かもしれませんね)