チューニングカットについて
Posted: 2016年11月10日(木) 22:49
はじめまして。
このあいだ渋谷店で音程で糸の長さを揃える「チューニングカット」を荒牧さんに紹介した者です。
先日、たまたま楽器をもってお店に行ったところ、楽器の話になり、音楽・音程というところから、自分がやっているこの方法を思い出して紹介したところ、「面白い」と大変好評で、「チューニングカット」という名前なんてどうですか?と提案したところ、荒牧さんに採用していただきました。
私のやり方を書いておきます。動画も作成予定とのことで、参考にしていただければと思います。
~チューニングカットのやり方~
1. 2つのヨーヨーに、それぞれストリングをとりつけます。
2. 長さを測って揃え、結んでそれぞれフィンガーホールのもとになる輪っかを作ります。
3. あとで調整できるように、輪っかから5cm程度余分な糸が出るようにして切ります。
4. 2つのヨーヨーを地面に揃えて置いて足などで固定し、2つの輪っかを同じフックに引っ掛けます(指でもいいです)。
5. フック又は指を真上に引っ張り、2つの糸が同時に同じ力で引っ張られるようにします。2つの糸を1点で吊り上げてる状態です。このとき、それぞれのヨーヨーから吊っている位置の距離が等しくなるように注意します。また、ヨリの状態も揃えてください。
6. 適度に糸を張った状態で、交互に糸を弾いて音を鳴らし、音程に差があるかを確認します。このとき、引っ張る力が変化すると音程が変わるので、同じ力で糸を張り続けるように注意してください。
7. 音程に差がある場合には、他方と比べて低い音のする糸を少し短くするか、あるいは高い音のする糸を少し長くするように調整して結びなおします。同じように音程を確認してこの作業を繰り返します。
8. 音程が同じになったら、長さがほぼ完璧に揃った状態になっています(私の感覚では半音(ドとド♯の関係)以内におさまればOKです)。また、同時にはじいて違和感が無いかを確認するのもいいです。
このメンテナンスは音程による張力の比較により2本の糸の長さを完璧に近い状態に揃えるものです。つまり、1本の糸の絶対的な長さを決めるものではありません。あくまで相対的な比較です。
2本の糸を同じように張った場合に、
弾いて高い音のするほう→張力が他方に比べ強い=長さが他方に比べて短い、
低い音がするほう→張力が他方に比べ緩い=長さが他方と比べて長い
という原理に基づくものであります。
私は数年前から2Aをメインに練習してきており、その過程で2つの糸の長さが合わずに困ることがしばしばありました。というのも、糸には「あそび」といいますか、伸び縮みする性質があり、引っ張ると伸びるし、引っ張りすぎてもあとから縮んだりしますよね。これが原因で、揃ったと思ってもあとから長さが変わっていたりしました。特に2Aの場合、糸を限界まで引っ張ったりしますので、あとから長さが変化することが多い気がします。
そこで、ズレを生じさせない何かいい方法はないかと考えた末、張力に注目しようと思い、ひらめいたのがこの方法でした。
別に多少の誤差があっても充分トリックはできますが、使いこなせればあとからズレることなく完璧に揃うので、気持ちよくループをしたい人や、大会に出る際のセッティングにはオススメできるかもしれません。
以上、参考になればと思います。
是非やってみてください。
このあいだ渋谷店で音程で糸の長さを揃える「チューニングカット」を荒牧さんに紹介した者です。
先日、たまたま楽器をもってお店に行ったところ、楽器の話になり、音楽・音程というところから、自分がやっているこの方法を思い出して紹介したところ、「面白い」と大変好評で、「チューニングカット」という名前なんてどうですか?と提案したところ、荒牧さんに採用していただきました。
私のやり方を書いておきます。動画も作成予定とのことで、参考にしていただければと思います。
~チューニングカットのやり方~
1. 2つのヨーヨーに、それぞれストリングをとりつけます。
2. 長さを測って揃え、結んでそれぞれフィンガーホールのもとになる輪っかを作ります。
3. あとで調整できるように、輪っかから5cm程度余分な糸が出るようにして切ります。
4. 2つのヨーヨーを地面に揃えて置いて足などで固定し、2つの輪っかを同じフックに引っ掛けます(指でもいいです)。
5. フック又は指を真上に引っ張り、2つの糸が同時に同じ力で引っ張られるようにします。2つの糸を1点で吊り上げてる状態です。このとき、それぞれのヨーヨーから吊っている位置の距離が等しくなるように注意します。また、ヨリの状態も揃えてください。
6. 適度に糸を張った状態で、交互に糸を弾いて音を鳴らし、音程に差があるかを確認します。このとき、引っ張る力が変化すると音程が変わるので、同じ力で糸を張り続けるように注意してください。
7. 音程に差がある場合には、他方と比べて低い音のする糸を少し短くするか、あるいは高い音のする糸を少し長くするように調整して結びなおします。同じように音程を確認してこの作業を繰り返します。
8. 音程が同じになったら、長さがほぼ完璧に揃った状態になっています(私の感覚では半音(ドとド♯の関係)以内におさまればOKです)。また、同時にはじいて違和感が無いかを確認するのもいいです。
このメンテナンスは音程による張力の比較により2本の糸の長さを完璧に近い状態に揃えるものです。つまり、1本の糸の絶対的な長さを決めるものではありません。あくまで相対的な比較です。
2本の糸を同じように張った場合に、
弾いて高い音のするほう→張力が他方に比べ強い=長さが他方に比べて短い、
低い音がするほう→張力が他方に比べ緩い=長さが他方と比べて長い
という原理に基づくものであります。
私は数年前から2Aをメインに練習してきており、その過程で2つの糸の長さが合わずに困ることがしばしばありました。というのも、糸には「あそび」といいますか、伸び縮みする性質があり、引っ張ると伸びるし、引っ張りすぎてもあとから縮んだりしますよね。これが原因で、揃ったと思ってもあとから長さが変わっていたりしました。特に2Aの場合、糸を限界まで引っ張ったりしますので、あとから長さが変化することが多い気がします。
そこで、ズレを生じさせない何かいい方法はないかと考えた末、張力に注目しようと思い、ひらめいたのがこの方法でした。
別に多少の誤差があっても充分トリックはできますが、使いこなせればあとからズレることなく完璧に揃うので、気持ちよくループをしたい人や、大会に出る際のセッティングにはオススメできるかもしれません。
以上、参考になればと思います。
是非やってみてください。